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ベンチマークの負荷の実情


 JDS製SSD「BLUE POLARIS」を買うと、寿命予測ツール SSD Inspector Lite を使うことができます。
 セクタのリードライトカウントが表示されるので、実験をしてみました。





 SSD Inspector Lite は、こちら↓からダウンロードできますが、インストール時に BLUE POLARIS に付いてくるキーが必要です。



 SSD寿命診断ソフトウエア SSD Inspector Lite (for Blue Polaris) 株式会社ジェイ・ディ・エス
 
http://www.j-dsolution.com/ssdlaboratory/



 では早速、測定結果です。
 いずれも計測は1回のみですので、あくまで傾向を知るための数値とお考え下さい。



◆単純な Windows 起動終了

 1.本体の電源を入れる.
 2.Windows が起動したら、SSD Inspector Lite を起動する.…………(1)
 3.Windows をシャットダウンする.
 4.本体の電源を入れる.
 5.Windows が起動したら、SSD Inspector Lite を起動する.…………(2)




 リードセクタカウント:172,152,542 − 171,544,677 = 607,865
 ライトセクタカウント:159,037,325 − 158,929,310 = 108,015


 単純な起動終了においては、ディスクからの読み込み比率が高いと分かります。
 数の大小はさておき、SSD にはやさしいアクセスです。





◆webを閲覧する

 1.本体の電源を入れる.
 2.Windows が起動したら、SSD Inspector Lite を起動する.…………(3)
 3.Internet Explorer を起動する.
 4.yahoo ポータルを開く. ※選択理由は特にありません
 5.infoseek ポータルを開く.※重いのでw
 6.此処「100円玉の対価」を開く.
 7.ホビコン07のページを開く. ※写真が多いため
 8.画像をクリックして拡大する. ※lyteboxにフルサイズ画像を複数読まるため
 9.Internet Explorer を終了する.
 10.Windows をシャットダウンする.
 11.本体の電源を入れる.
 12.Windows が起動したら、SSD Inspector Lite を起動する.…………(4)






 リードセクタカウント:195,612,053 − 194,934,487 = 677,566
 ライトセクタカウント:172,888,951 − 172,739,723 = 149,228


 単純な起動終了に対して、リードで約1割増、ライトで4割弱増。
 もっとカウントが大きくなると予想していましたが、意外な結果になりました。

 この結果を考察するなら、SSD 搭載パソコンは”スタンバイ”状態にして作業を終えれば、SSD を長持ちさせられそうだと言えます。

 もちろん、パソコンで行う作業の中身や量によってディスクアクセスの頻度・読み書きの比重は変わります。テストで少々 web 閲覧した程度など、データアクセス量としてはかなり少ない方かも知れません。
 けれどもパソコンの電源を入れて切るだけで、最初の実験のカウント程度は確実に SSD へのアクセスが発生します。
 スタンバイにしておけばその分だけでもアクセスを減らすことは可能です。
 ただしスタンバイ状態ではメモリに通電したままになりますので、AC 電源で使っている環境に限りますが。


 ちなみに上記3サイトはこのパソコンでは初見ですので、事前キャッシュデータはありませんでした。





◆ベンチマークソフトを実行する

 1.本体の電源を入れる.
 2.Windows が起動したら、SSD Inspector Lite を起動する.…………(5)
 3.ベンチマークソフトを起動して実行する.※今回は Crystal Disk Mark
 4.ベンチマーク結果が出たらソフトを終了する.
 5.SSD Inspector Lite を起動する.…………(6)





 リードセクタカウント:194,332,368 − 183,656,436 = 10,675,932
 ライトセクタカウント:172,634,950 − 166,196,762 = 6,438,188


 たった数分の間に1000万の桁が動きました。
 ベンチマークソフトはファイルアクセスが主機能ですので、かなりのセクタアクセスがあるとは分かってましたが、これまでの実験で見たカウント値とは差がありすぎて驚くばかりです。

 一般的なアプリケーションを普通に使う場合のライトアクセスカウントがどれくらいかは調べていませんので、上の実験結果のカウント値が桁が多いので甚大に見えるだけで、実は標準的なカウント値かも・・・とはいえ、直感的には多い方だと思いますけどね。

 とりあえず、SSD の性能を測るのにベンチマークソフトを使うことがあっても、あまり何度も測定しない方が良さそうです。

 



●補足
 リードライトカウントの累積値や日付が前後してますが、実験の本当の順番は

 (1)単純起動終了テスト
 (2)ベンチマークソフト実施テスト ←カウント測定失敗
 (3)ベンチマークソフト実施テスト<再>
 (4)web閲覧テスト

でした。
 失敗した理由は、SSD Inspector Lite がリアルタイムに SSD へのアクセスカウントを拾ってくれているとばかり思っていたからです。
 ベンチマーク測定前に SSD Inspector Lite を常駐してあったのですが、事後カウント数が全く変わってませんでした。どうやら起動時に1回だけ情報を読み取りに行くだけみたいです。
 再テストで凄いカウント値が出てしまったので、(2)のミスが今さらながらツライ orz

2010年03月13日(土) No.77 (携帯スマホの話題::工人舎SKモバイル [閉])
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