QLOOKアクセス解析
WHAT.txt archives

ご案内 _ 由無しEssay _ 由無しDiary _ プログラム _ Regist"o"ry _ 座右のメイド _ PC記録-2,3,4

IS11LG フォントの変更


 フォントの変更をしてみました。
 要 root。








 1つ嵌ったのは、/system パーティションの極端に空きが少ないこと。もうカッツカツです。
 標準状態でフォントを置き換えるなら 3MB前後のサイズのフォントを選ばないといけません。
 普通は気に入った書体でフォントを選びますから、サイズについては後回し。実際、5〜6MB程度のttfフォントファイルは珍しくなく、サイズ条件が足かせになって大変厳しい。
 で、ちょっと掃除をしてからフォントを置き換えることにしました。


 ところで、/system を rw にできたので、恒常root化も実施したいところですが、au marketの利用を考えていたりもするのでまだ踏ん切りが付きません。
 今回は一時root化を経て、フォント置換を行うことにしました。






0.事前の準備
  IS11LG 一時root化済みであること。
  当サイトの
該当記事です。




1.フォントファイルと busybox の入手
  好みの ttfフォントファイルを入手し、
   ファイル名を userfont.ttf に変名してあるものとします。
  作業を簡便にするべく busybox バイナリを入手します。
  自分は、fi01_is01氏作の SonyTabletICS-2.zip に同梱されているものを
   拝借しました。
  userfont.ttf、busybox の2ファイルを任意のフォルダに入れます。




2.IS11LG にファイルを転送
  IS11LG を PC に繋ぎ、コマンドプロンプトで工程1のフォルダに移動。
  以下のコマンドを実行します。
  >adb push busybox /data/local.org/tmp
  >adb push userfont.ttf /mnt/sdcard/




3.一時 root 取得
  >adb shell
    ↓
  (※IS11LGのWi-Fiをオフに)
    ↓
  $ echo /data/local.org/tmp/mkdevsh > /sys/kernel/uevent_helper
    ↓
  (※IS11LGのWi-Fiをオンに)
    ↓
  $ /dev/sh
  # /data/local.org/tmp/_su
  # id
  uid=0(root) gid=0(root) ... ← 確認です.やらなくてもok




4.busybox に実行権限付与
  # chmod 755 /data/local.org/tmp/busybox

  これは最初の1回だけ。




5.システムフォントファイルを sdcard に退避
  # cd /data/local.org/tmp
  # ./busybox cp /system/fonts/DroidSansJapanese.ttf /mnt/sdcard/
  # ./busybox cp /system/fonts/MTLmr3m.ttf /mnt/sdcard/

  既にユーザフォントで表示中なら不要。
  というか、保存してあるシステムフォントを上書きしてしまうので禁止。




6./system パーティションを読み書き可に
  # ./busybox mount -o rw,remount /dev/block/mmcblk0p2 /system




7./system の空き容量を確保
  RipTideは同名のゲーム、mobistoreは地球書店です。
  自分はどちらのアプリも使いませんので、退場願いました。
  # rm /system/app/RiptideGP_LG.*
  # rm /system/app/mobistore_*.*

  削除前にapk等のファイルを保存しておくかはご自由に。




8.フォントの上書き
  # ./busybox cp /mnt/sdcard/userfont.ttf /system/fonts/MTLmr3m.ttf
  # ./busybox cp /mnt/sdcard/userfont.ttf /system/fonts/DroidSansJapanese.ttf
  表示上、勝手に改行が入ってみえても、#以降は各々1行で入力。




9.再起動
  # reboot





 以上です。



 英数字や一部のシステム表記は、置き換えたフォントに従わないこともあります。丁寧に使用フォントを追い掛けていけば、全て置換できるかもしれませんが、今回は日本語表示だけ。



 さらに別のフォントに換えたい場合は

  新たなフォントファイルを userfont.ttfに変名
    ↓
  adb push userfont.ttf /mnt/sdcard/
    ↓
  工程3<一時root>
    ↓
  工程6<system rw>
    ↓
  工程8<cp>
    ↓
  工程9<reboot>



 システムフォントに戻したい場合は

  工程3<一時root>
    ↓
  工程6<system rw>
    ↓
  工程8’
  # ./busybox cp /mnt/sdcard/MTLmr3m.ttf /system/fonts/
  # ./busybox cp /mnt/sdcard/DroidSansJapanese.ttf /system/fonts/
    ↓
  工程9<reboot>




 /system/fonts への作業中に write fail したら、失敗したファイルを削除した後、reboot してやります。
 再起動後は FallBack フォントで日本語表示されます。
 再び /system を rw にし、好きなフォントへの置換を続けるか、システムフォントに戻します。



2012年09月11日(火) No.216 (更新情報)
Comment(5)

この記事へのコメント

この記事へのコメントは以下のフォームからどうぞ

Name
E-Mail
URL
感想
500文字まで
投稿キー E謄ーを右に記入して下さい
Pass
No. PASS