WHAT.txt archives
ご案内
_ 由無しEssay _ 由無しDiary _
プログラム
_
Regist"o"ry
_
座右のメイド
_ PC記録-
2
,
3
,
4
専用機を作るまで
パソコン自作からは長く離れていましたが、戻ってきました。
経緯は主にこんな感じ。
・Stable Diffusionを試してみた
・気持ちの高まる出来事が重なった
・低予算で機体を構成した
以下、少し掘り下げてだらだら書きます。
興味無い人はクリックしなくてよいです。
■生成AI
昨年の8月、ブラウザ上で Midjourney を遊んでみました。
その時は「まあこんなものか」と思っただけでした。
昨秋、pixiv に AIイラストの投稿が増えてきました。
イラストの生成AIエンジンとして、Midjourney のほか、NovelAI、DALL·E 2、Stable Diffusion などがあると知りました。
当時の人気は NovelAI だったと思います。
有料アカウントが必要なサービスでした。
自分は無料の Stable Diffusion を試してみました。
その時も「へえ」と思ったくらいでした。
AIイラスト界隈は急速に「進化」していきました。
特によく話題になったのは生成イラストの「著作権侵害」と「細部のエラー」です。
前者は事例に枚挙に暇がないし、ここで書く事でもないので割愛します。
後者は例えば生成キャラクタの「指が多い」「ラーメンをすすれない」などです。
自分は IT職に就いています。
元より CG 鑑賞は趣味で、そうした AIイラストの課題に思うところはあっても、眺めてるだけでいいのだろうかと思うようになりました。
自分でも試してみないと、何も言えないのではないかと。
■内蔵グラフィックで Stable Diffusion
Stable Diffusion はローカルでも環境を組めます。
NVIDIA のグラフィックボードは必須ですが、CPU 内蔵グラフィックでも演算できるインストールセットがあると知りました。
ゴールデンウイークを利用して、環境を作ってみました。
ベースとしたパソコンは、ゲーム機として使っていた Coffee Lake i7 機。
RAM 16GB だったところに更に 16GB 追加しました。
イラストの生成パラメーターにもよりますが、1枚1分ほどで AIイラストができました。
休暇中はイラスト生成ばかりしていました。
モデルファイル(checkpoint)を civitai や hugging face でダウンロードして、色々切り替えて試しました。
生成するキャラクタががらりと変わるので、興味深かったです。
さて最近はこのゲームパソコンを殆ど使っていませんでした。
休暇が終わり、再びゲーム機を立ち上げなくなりました。
もっと Stable Diffusion を試したい気持ちもありましたが、絵の生成速度がネックでした。
けれども改善するのは容易ではありません。
実は自分のゲーム機はメーカー製パソコンです。
コンパクトタイプで、搭載可能なグラフィックボードはほぼありません。
なので1台自作する必要がありました。
NVIDIA のグラフィックボードは高額です。
それベースで1台組むとなると結構な出費です。
ショップブランドパソコンでみても、トータル安くて 15〜20 万円は掛かります。
現実の壁に尻込みせざるを得ませんでした。
■後押し
ある顧客からハイエンドパソコンの提案を依頼されました。
3D画像をブン回したいとのことで、メーカー製パソコンでは限界があると思い、手組みするならどういうパーツ構成がいいか考える必要がありました。
ここで自分の自作熱も再燃しました。
しばらく音沙汰がなかった買い取り屋からハガキが来ました。
ハガキが届いた人限定で買い取り額アップします、という案内でした。
幾つか不用品を査定に出したら結構な金額になりました。
自作に掛かる費用を大いに助けてくれる額だったので、ここで腹が決まりました。
■久しぶりの自作機の構成
●グラフィックボード
Stable Diffusion を使うことが目的ですので、NVIDIA 製でビデオメモリの多い物を候補に。
ただ、上を見れば切りがありません。
コストパフォーマンスがよく、市場にも多く出回っている GeForce RTX 3060 12GB に決めました。
●CPU
Stable Diffusion の画像生成能力はグラフィックボードに依存するとは言われています。
とはいえ CPU パワーも無視できません。
Alder Lake の処理能力の高さは仕事で味わっていました。
ただ「今のところ Eコアは要らない」というのが私見でして。
i5-12400F に決めました。
●メインボード
個人的には DDR5-RAM はまだこなれてないかなと。
でもメモリスロット 4本は欲しい。
将来 Rator Lake に換装するかもしれない。
その辺を考えて、ASRock B760M Pro RS/D4 にしました。
●ケース
●電源
ケースはありますが古いです。
電源ユニットを天井に据えるタイプです。
気に入ってるケースなので流用しますが、選べる電源ユニットが極端に少なくなりました。
最近の電源ユニットはケース内に床置きで、ファンが上に付いています。
ファンが下に付いてる製品は本当に少ないのです。
電源容量は少し余裕をみて、750W。
Fractal Design ION Gold 750W (FD-P-IA2G-750) に決定。
●CPUファン
標準添付のクーラーでもいいかなと思いましたが、気は心で。
SCYTHE 超天 SCCT-1000 を。
●メモリ
DDR4-3200 16GB x 2。
●SSD
512GB では checkpointファイルや生成画像ですぐ容量が埋まった経験から。
NVMe PCIe Gen3x4 1TB。
●筐体ファン
前回の自作は静音重視でしたが、今回は冷却重視。
標準ファンに買い換えました。
元々ファンを取り付けられる場所以外に、もう使わない 5インチベイや、内部スピーカーがあった場所にも冷却ファンを付けています。
筐体内に吸気する向きで 3個設置しました。
●OS
ライセンスが余っていた Windows 11 Proで。
●キーボード、マウス
普段使いのものを使い回します。
●ディスプレイ
マルチ入力できるディスプレイを使っています。
HDMI接続で。
そんな感じで、都合 13万円ほど費やして1台組みました。
余談ですが、現在のメイン機は Haswell Xeon の WinXP 機。
インターネットだけ Lenovo Tiny M910q (Win10 Pro) で利用しています。
この自作機は手持ちの中では最高スペックになりました。
けれどもメイン機に昇格させる予定はありません。
2023年08月10日(木)
No.314
(パソコンの話題::Stable Diffusion 機)
Comment(0)
Trackback(0)
この記事へのコメントは以下のフォームからどうぞ
Name
E-Mail
URL
感想
500文字まで
投稿キー
を右に記入して下さい
Pass
この記事のトラックバックURL
http://www.hlt.jp/cgi-bin/sfs6_diary_tb.cgi/20230810314
No.
PASS
<<
2023年08月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
最近の記事
専用機を作るまで
2023年08月10日(木)
検索
OR
AND
スペースで区切って複数指定可能
当サイトの内容の無断転載を禁じます。
※
リンクトップページ
は、
此
の扉または
Regist"o"ry
のみでお願いします。
[Admin]
[TOP]
shiromuku(fs6)DIARY
version 2.41