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低解像度ノートパソコンの内蔵ディスプレイでFHD表示する [ソフトウエア編] その2


前回の応用です。
高解像度でサインインするためのアカウントで、リモートデスクトップログイン画面を開くようにします。
シェルを変更して内部リモートデスクトップ利用専用にします。

そこまでする?という声が聞こえそうですが、実行は楽な方が良いのです。




前回を踏襲します。

テスト環境は Windows 11 pro。
普段使いのアカウントは user。
FHDでサインインする為のアカウントは userFHD。
いずれもローカルアカウント。



1. userFHD でサインイン

2. メモ帳を開く

3. 下記の内容を入力

 @echo off
 mstsc ”C:\Users\userFHD\Documents\default.rdp”
 shutdown -l -f
 exit


 ※rdpファイル名・場所も前回内容を踏まえてます.

4. 適当に名前を付けて保存
ドキュメントフォルダに m.bat として保存した、とします。

5. メモ帳を終了

6. レジストリエディタを開く
Win+R(ファイル名を指定して実行)から regedit でOKです。
 
7. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\IniFileMapping\system.ini\boot キーを開く

8. 文字列値 Shell の内容を変更
SYS:Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon を
USR:Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon に

9. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon キーを開く

10. 文字列値 Shell を作成

11. (10)を編集して(4)を実行するコマンドを入力

 cmd /c C:\Users\userFHD\Documents\m.bat

12. レジストリエディタを終了

13. Windows11 を再起動し、userFHD でサインイン



14. リモートデスクトップのサインイン画面を OK
今のところ此処は省略させられません...
「このアカウントを記憶」にチェックしないこと!



15. ウインドウを最大化
userFHD アカウントでタスクバーのあった場所を埋めます。

 

16. さらに FullHD で全画面表示
 タイトルバー右クリック→スマートサイズ指定

 

ぼやけますが、1366x768 ピクセルの物理ディスプレイで、1920x1024ピクセルを表示できます。

17. 終了
スタートメニューから適宜実行します。






あくまで個人使用の範囲で利便性を重視した環境であることに注意が必要です。
サインイン待ち状態の所から、タスクマネージャや追加のターミナルを開けます。

   

セキュリティ面はガバガバです(汗
シェルを explorer に戻したり、バッチファイルを修正する時には便利ですが。


あと、コマンドウインドウを最小化なり隠すなりしたかったのですが、単純にはいかないようなので保留です。


2023年10月22日(日) No.321 (パソコンの話題)
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